「クランドクラブ」から届いた「佐賀メンブリュウ」という日本酒を紹介します。
「クランドクラブ」のセット内容
今回は、佐賀県でつくられた「佐賀メンブリュウ」という日本酒が届きました。
- 日本酒「佐賀メンブリュウ」(720ml)
- おつまみ「黒ゴマいわし」
- KURAND CLUB NEWS LETTER
- KURAND通信
- ラベルシール
日本酒のラベルには鬼の面と鬼の面をつけて踊る人がデザインされています。
正面が2つあるようなデザインが今までになく、ラベルにもこだわりが感じられます。
お酒の名前にある「メンブリュウ」というのは「面浮立」と書いて、佐賀県に伝わる民族芸能なのだそうです。
今月の日本酒「佐賀メンブリュウ」は、佐賀に古くから伝わり現代でも代表的な民俗芸能として伝わる「面浮立」のように佐賀の代表的なお酒となるようにという願いを込めて名付けられました。
そして、今月のおつまみは「黒ゴマいわし」。
おつまみももちろん「川田食品」さんという佐賀県にある会社がつくられているものです。
「佐賀メンブリュウ」って?
「佐賀メンブリュウ」は、江戸末期から代々佐賀県の鹿嶋市でお酒をつくり続けている「矢野酒造」さんがつくった日本酒です。
佐賀県の日本酒の特徴は甘口で濃いことなのだそうですが、矢野酒造さんでは、辛口ですっきりした日本酒を多く作っているそうです。
あえて正反対の味の日本酒をつくる理由としては、食に寄り添うお酒づくりを目指しているから。
お酒自体の味のインパクトを強くするのではなく、食事と一緒にのむと自然とお酒もすすむような日本酒をつくりたいという思いからそうしたお酒づくりを意識しているのだそうです。
「佐賀メンブリュウ」も矢野酒造さんの日本酒の特徴であるすっきりとした飲み口はそのままに、そこに甘みとキレ、酸味のメリハリが加わった味となっています。
佐賀メンブリュウのスペック | |
---|---|
原料米 | さがの華100%使用 |
精米歩合 | 60% |
酵母 | F401 |
仕込み水 | 多良岳山系の伏流水(中軟水) |
アルコール | 16.9度 |
日本酒度 | +5.1 |
酸度 | 1.8 |
「佐賀メンブリュウ」を飲んでみた!
上にも書いた通り、すっきりとした飲み口ですが後味は甘めで、飲んだ最初と最後で印象の違う日本酒です。
ただ、ダラダラと味が変わっていくのではなく、一つ一つの味わいがはっきりとわかるようなキレもあります。
私は、酸味の他に苦味も感じましたが、日本酒で苦味を感じるということは今まであまり経験したことがなかったので新鮮でした。
おつまみの「黒ゴマいわし」とあわせると、いわしの甘じょっぱさにより「佐賀メンブリュウ」のもつ苦味が緩和されて、より飲みやすくなります。
いつも思うのですが「クランドクラブ」から送られてくる日本酒とおつまみの相性は抜群で、おつまみを用意したりしなくてもすぐにおいしく飲んで食べられるところが最高です。
それに、届いた日本酒に合わせるおつまみのヒントがわかるので、家にあるもので似たような味のものを見つけてみたり、日本酒を楽しむだけでなく日本酒とおつまみの合わせ方まで楽しみ方が広がるのが良いなと思います。
最初と最後で印象の変わる「佐賀メンブリュウ」
今回は、佐賀県鹿島市の「矢野酒造」さんがつくった「佐賀メンブリュウ」を紹介しました。
飲み口はすっきりとしているけれど、後味は甘みを感じて、その間に酸味や苦味を感じる今までにあまり飲んだことのないような不思議な味わいの日本酒でした。
「クランドクラブ」から届く日本酒は、会員のためだけに特別醸造しているからか、なかなか出会えないようなちょっと挑戦的な変わった雰囲気の日本酒にたくさん出会えます。
毎回ついてくる「KURAND CLUB NEWS LETTER」という冊子に日本酒の味の説明が載っているので、説明を見ながら飲めば日本酒初心者さんもじっくりと味わって飲むことができます。
また、日本酒が作られた地域と同じ地域で作られているおつまみがセットで届くので、届いたその日に日本酒とおつまみの最高の組み合わせを楽しめます。
しっかりと日本酒を味わって飲んでみたい方や、手軽におつまみとの組み合わせを楽しみたい方は、ぜひ「クランドクラブ」のサイトをのぞいてみてください。
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