静岡県立美術館で開催中の「古代アンデス文明展」を写真多めで紹介!土器や織物、ミイラなど見どころたくさん!

イベント
※当サイトでは、アフィリエイト広告を利用しています。

※当サイトでは、アフィリエイト広告を利用しています。

静岡県立美術館で現在開催中の「アンデス文明展」に行ってきました。

コミカルでかわいらしさのある独特なタッチの絵や土器は見ているだけで楽しめます。

さらに、ミイラなどもあり楽しいだけではなく、アンデス文明の人たちの考え方に触れられる展覧会です。

スポンサーリンク

「静岡県立美術館」って?

静岡県立美術館は、駿河区谷田にある美術館です。

静岡県立美術館

アクセスはやや不便ですが、山の上にあるので緑が多く静かな場所にあります。

コレクションは、17世紀以降の東西の山水・風景画、県ゆかりの作家の作品がありますが、ロダンの彫刻作品を中心としたロダン館が特徴的な美術館です。

地獄の門

地獄の門

ロダン館には、有名な「考える人」や「地獄の門」などロダンの作品23点と、ロダン以前、以降の彫刻家の作品が展示されています。

地獄の門は、生で見るとかっこいいですよ!

スポンサーリンク

「古代アンデス文明展」って?

「古代アンデス文明展」は、5月18日(土)から7月15日(月)まで開催されている展覧会です。

アンデス文明展

古代アンデス文明とは、現在のペルーとボリビアを中心に16世紀まで展開した多種多様な文化の総称のことなんだそう。

今回の展覧会では、ナスカ、モチェ、ティワナク、インカなど代表的な9つの文化から約200点の資料が展示されます。

200点の中には、黄金製品やユニークな土器などの他にアンデス文明の人たちの死生観を感じることができるミイラなどもあります。

「古代アンデス文明展」では、それらの資料を古代アンデス文明の発展の歴史をなぞりながら見ることができます。

スポンサーリンク

「古代アンデス文明展」は写真撮影O.K

最近、増えてきていると感じる写真撮影O.Kの展覧会。

「古代アンデス文明展」もルールの範囲内で写真撮影O.Kでした。

ブログに展覧会のことを書いている私としては、写真撮影O.Kはありがたいことです。

静岡県立美術館 写真撮影

  • ミイラ・骸骨など第6章「身体から見たアンデス文明」の展示物、および会場各所で再生中の映像の撮影は禁止です。
  • フラッシュ、三脚、自撮り棒(セルフィースティック)の使用は禁止です。
  • ビデオカメラでの撮影は禁止です。
  • 撮影された写真は、撮影者によるSNSへの投稿など私的な目的のみに利用できます。営利目的での利用は禁止です。
  • 混雑状況によっては、安全確保のため、撮影をご遠慮いただく場合があります。
  • 撮影の際は、他のお客様の鑑賞の妨げとならないよう十分ご配慮ください。
スポンサーリンク

「古代アンデス文明展」を見てきた!

ということで、ここからは、「古代アンデス文明展」の様子を写真付きで紹介します!

パイハンの槍先型尖頭器

パイハンの槍先型尖頭器

まず、最初に展示されているのは「パイハンの槍先型尖頭器」。

歴史の資料集で見たことのあるような石器、本当にこういうの使ってたんだと感動しました。

これは「交差した手の神殿」にある「交差した手」。

右側の手の方が左側よりも大きいので男性の手とされているそうですが、なぜ手が交差しているのかもよくわかっていないそうです。

それにしても、この手、けっこう大きいですよ。

テノンヘッド

テノンヘッド

これは「テノンヘッド」といって、「チャビン・デ・ワンタル神殿」の壁に差し込まれていた石の頭像。

何の頭かというと、幻覚植物を摂取して、幻覚の中で人からジャガー神に変化していく過程を描いたものといわれているそうです。

アンデス文明には、幻覚の中で見たものを描いたものがけっこうありました。

自身の首を切る人物の象形鐙型土器

自身の首を切る人物の象形鐙型土器

これは、「自身の首を切る人物の象形鐙型土器」といって、自分で自分の首を切っている人の土器。

左側に回り込んで見ると、首の部分が切れている様子がよく見えます。

アンデス文明では、死に関する描写は多いのですが、自死の場面を描いたものは珍しいそうです。

生贄の儀礼と関係があるといわれているのだとか。

リャマをかたどった土製香炉

リャマをかたどった土製香炉

少し怖い感じになってしまったのですが、こんなかわいいものもあります。

目が大きくくりっとしていてかわいいリャマの香炉。

この香炉けっこう大きくて、70cmもあるそうです。

そして、同じ動物シリーズで言うと、儀式用のケープにもネコ科動物の顔がついています。

ネコ科動物の毛皮を模した儀式用”ケープ”とネコ科動物の足をかたどりめっきをほどこした爪を付けた土製品

ネコ科動物の毛皮を模した儀式用”ケープ”とネコ科動物の足をかたどりめっきをほどこした爪を付けた土製品

これは、ネコではなくジャガーなんだそう。

古代アンデス文明では、大型のネコ科動物を信仰していて、儀式などの際にネコ科動物のモチーフのものを見に着けたそうです。

ネコではなく、ジャガーということなんですが、パペットみたいなコミカルでかわいい顔をしています。

私が「古代アンデス文明展」で一番見ていて楽しかったものが「織物」です。

細かい柄とカラフルな色は、普段エスニックなテイストの雑貨などが好きな人は楽しめると思います。

織物

ただ、今回は織物の展示数は多くなかったので、それが少し残念。もうちょっと色々なものを見てみたかったな。

以上、「古代アンデス文明展」の中で、特に印象に残ったものを紹介しました。

他にも、黄金製品やミイラなど色々な展示物があるので、ぜひ静岡県立美術館に行って見てみてください。

おみやげにランチョンマットを買ったよ!

展覧会に来たらグッズを見るのも楽しみの一つ。

今回は、やっぱり織物がすてきだなと思ったので、ランチョンマットを購入しました。

展覧会グッズ

展覧会グッズ ランチョンマット1,200円

本格的な織物もあったのですが、それは7,800円くらいで高額だったので、お手頃で使いみちもたくさんありそうなランチョンマットにしました。

他にも定番のポストカードやファイルの他に、アクセサリーやインカの塩など色々なものがありました。

スポンサーリンク

「古代アンデス文明展」は7月15日まで!

今回は、静岡県立美術館で現在開催中の「古代アンデス文明展」を紹介しました。

かわいらしさのあるコミカルなタッチの絵や土器は、見ているだけで楽しいですが、絵や土器の意味を知ると、アンデス文明の人の生活や考え方に興味がわきます。

「古代アンデス文明展」は、7月15日(月・祝)まで静岡県立美術館で開催されているので、ぜひ行ってみてください。

 

古代アンデス文明展
開催期間 2019年5月18日(土)〜7月15日(月・祝)
開館時間 10:00〜17:30※展示室の入室は17:00まで
夜間開館 7月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)

10:00〜19:00※展示室の入室は18:30まで

休館日 毎週月曜日(ただし、7月15日(月・祝)は開館)
観覧料 【当日券】※()内は団体料金

一般:1,400円(1,200円)

高校生・大学生・70歳以上:700円(600円)

中学生以下:無料(無料)

お問い合わせ 054-263-5755
Web Site 静岡県立美術館

その他の7月のイベントはこちら

〈参考元〉静岡県立美術館