こんにちは、sakuです。「アルフォンス・ミュシャ」という名前は知らなくても、この特徴的な絵は誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
今回は、6/2(土)〜7/15(日)まで静岡市美術館で開かれる「ミュシャ展〜運命の女たち〜」について紹介します。
実際に行ってきました!ビールも飲んで最高!な「ミュシャ展〜運命の女たち〜」の感想はこちら
“アルフォンス・ミュシャ”ってどんな人?
<出典:Wikipedia>
アルフォンス・ミュシャは、チェコの生まれで、広告としてのポスターや、挿絵などを描いたイラストレーターです。ミュシャはアール・ヌーヴォー(Art Nouveau)の時代の人として有名ですね。アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)というのは、フランス語で“新しい芸術”という意味の言葉で、19世紀末から20世紀初頭に起こった芸術運動のこと、または、その時期に流行った芸術様式のことを指します。当時、産業革命の影響により、大量生産の安価で質の低い製品が出回っていたそうです。その反動で、芸術性や独自性を求めた人々が、当時の新素材である鉄やガラスを使い、芸術品や実用品に従来の様式に囚われない装飾性を施し、社会や生活に芸術を取り戻そうとして「アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)」が起こりました。また、芸術様式としては、花や植物などの有機的なモチーフの使用や自由曲線の組み合わせという特徴があります。
〈出典:Wikipedia〉
「アール・ヌーヴォー」は、社会全体に芸術を取り戻そうとした運動なので、美術品だけでなく、建築や工芸品などの日常生活で触れるものにも取り入れられているそうです。そのため、アール・ヌーヴォーの時期に活躍した人は、ガラス工芸家や陶器などのデザインで知られるエミール・ガレや、ジュエリーデザイナーであるルネ・ラリックなど、純粋な芸術家とは少し違った人が多いみたいです。アルフォンス・ミュシャも、画家というよりは広告用のポスターや本の挿絵を描いていたため、イラストレーターとされているんですね。
ミュシャと関係した女性たちをテーマにした展覧会
ミュシャといえば、花や鳥などと一緒に描かれたきれいな女性の絵が思い浮かぶと思います。実際、ミュシャは、サラ・ベルナールという大女優のポスターを描いたことで、世間に知られることになります。その他にも、幼馴染や初恋の人、自分の娘などをモデルに様々な絵を描いているようです。今回の「ミュシャ展」では、そういったミュシャに関係した女性たちをテーマに、ミュシャの幼少期から後半生までの絵を見ることができます。
また、6/29(金)・6/30(土)・7/1(金)の3日間は、静岡市美術館ミュージアムショップ&カフェでミュシャと関係のある国々のビールが飲めるそうです。ミュシャと関係のある国のビールを飲むことで、よりミュシャが身近に感じられそうです!
〈出典:静岡市美術館〉
|展覧会の情報||
|:—|:—|
|会期|2018/6/2(土)〜7/15(日)
※7/16(月・祝)は臨時休館日|
|開館時間|10:00〜19:00
※展示室への入場は閉館30分前まで|
|休館日|毎週月曜日|
|観覧料|【一般】¥1,000 / 【大学生・70歳以上】¥700 / 【中学生以下】無料|
|駐車場|なし ※車で行かれる方は、周辺駐車場をご利用下さい。|
|Web Site|静岡市美術館「ミュシャ展」|