今回は、ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさんがプロデュースする「BABYMEE(ベイビーミー)」のアイテムを紹介します。
これまでも「WHOMEE(フーミー)」というブランドを行ってきたイガリさんですが、「WHOMEE」よりもさらにプチプラな「BABYMEE」というブランドを発表されました。
最初のコレクションは、ベースに茶色の要素が入ったカラーアイテムが多いので、色を取り入れたメイクをしてみたかったけれど、なかなか挑戦できずにいたという人におすすめです。
「BABYMEE」って?
「BABYMEE(ベイビーミー)」は、「WHOMEE(フーミー)」というブランドの姉妹ブランドとして、2020年に誕生したコスメブランドです。
姉妹ブランドということで、ドラッグストアで手に入るなど「WHOMEE」よりも、さらに手に入れやすく身近なブランドになっています。
「WHOMEE」と「BABYMEE」の違いについて
「WHOMEE」と「BABYMEE」の違いは、大きく4つあると思います。
「WHOMEE」はオンラインショップと、プラザなどのバラエティショップで手に入れることができますが、「BABYMEE」は、オンラインショップの他にドラッグストアでも購入でき、より身近で気軽に手に入れやすいブランドになっています。
しかも、値段も「WHOMEE」よりもさらにプチプラになっています。
今回、ご紹介する「BABYMEE」のアイテムで一番高いのがマスカラで、税込み1,408円ですが、「WHOMEE」では1,650円なので、「BABYMEE」の方が約240円ほど安く手に入ります。
その分、「BABYMEE」では一つ一つのアイテムのサイズが一般的なものよりも小さめにできていて、使い切りやすいサイズ感になっています。
そして、「WHOMEE」にはなかったシングルアイシャドウが、「BABYMEE」では販売されているので、「WHOMEE」のカラーパレットを使う勇気が出なかったという人も、「BABYMEE」なら挑戦しやすいかもしれません。
イガリさんの世界観が詰まったアイテムがドラッグストアでプチプラで手に入るので、「WHOMEE」はハードルが高かったという人にも、「BABYMEE」はおすすめです。
今回は今、発売されている「ニュアンスカラーシャドウ」、「ニュアンスカラーライナー」、「ニュアンスカラーマスカラ」それぞれをご紹介します。
「ニュアンスカラーシャドウ」は指で塗るだけ簡単
「ニュアンスカラーシャドウ」は、指で雑につけてもかわいいというコンセプトの通り、指でまぶたの際から眉に向かって塗るだけで自然にシャドウがぼけて、きれいなグラデーションが完成します。
ブラシがなくても塗れるので、テクニックいらずで、初心者さんにもおすすめです。
色は全5色出ていますが、色を選べば一つでアイメイクが完成するので、メイクを時短で済ませたい方にもぴったりです。
絶妙におしゃれな5つの色
968円(税込)で、絶妙におしゃれな色が買えるのが「BABYMEE」ならでは。
一見、上級者向けに見えるカラバリでも、単色で見ると日常使いできそうな色が多めなので、「WHOMEE」のカラーパレットでとまどった人も、こちらなら挑戦しやすいかもしれません。
また、「BABYMEE」のシングルアイシャドウは、重ねて楽しむことが想定されているので、意外と発色もシアーで、色の濃さの調節がしやすいので、好きな色を選んでも失敗しにくいと思います。
10種類の保湿成分でメイクしながらケアもできる
塗り心地がパウダーっぽくなく、何となくしっとり感があるのも「BABYMEE」の特徴です。
それでいて、ベタつき感がなく、サラサラとしていて、こんな機能的なアイシャドウが1,000円以下で買えることに驚いてしまいます。
しかも、他の2アイテムも、使いやすさとおしゃれさを兼ね備えた優秀アイテムなんです。
「ニュアンスカラーライナー」はお得アイテム
アイライナーでありながら、20秒以内にぼかせばアイシャドウとしても使えるのが「ニュアンスカラーライナー」です。
しかも、20秒経つとピタッと密着して、汗や水にも強く、皮脂にも強い、ウォータープルーフ&スマッジプルーフタイプという最強にヨレにくいアイテムです。
塗るとやや粘着感があり、ややクレヨンっぽい使い心地ですが、密着すると本当にヨレないので、アイライナーが剥がれてしまいやすい人におすすめです。
アイシャドウとしても使えるタイプなので、芯は他のアイライナーに比べると太めで、細い線を描くのは難しいかもしれません。
ですが、ぼかせるタイプなので、アイライナーをきれいに描くのが苦手な人には使いやすいと思います。
その他に、アイライナーは削って使うタイプで「BABYMEE」から専用のシャープナーも出ていますが、他のシャープナーでも削れたので、すでに持っている人は、かわいいシャープナーが欲しい人以外は、改めて買う必要は特にないと思います。
「ニュアンスカラーライナー」は、シャドウとは異なり、くすんだ色味と挑戦色もしっかり入ったカラーバリエーションになっています。
使いやすい色から挑戦色まで揃った5色
全部で5色ある「ニュアンスカラーライナー」は、すべてくすみ色で、使いやすい色から挑戦色まであるのが特徴です。
挑戦色とはいっても、くすんだ色味とベースにブラウンの要素が入っているので、今まで使ったことのない色も意外と違和感なく取り入れやすいと思います。
いつもとは違った色を試してみたいという方におすすめなのが「ニュアンスカラーライナー」です。
「ニュアンスカラーマスカラ」は日常使いしやすい
カラーマスカラというと鮮やかな発色で目尻だけに少しつけるみたいなアイテムという印象を持っている方もいるかもしれません。
今まで、カラーマスカラは特別な日につけるものというイメージも強かった気がしますが、そうは言っても特別な日ってそんな頻繁に来ないし、カラーマスカラを使ったことのない方も多いのではないでしょうか。
「BABYMEE」の「ニュアンスカラーマスカラ」は、3つすべての色のベースにブラウンが入っているので、鮮やかすぎず日常使いできる色味なんです。
カラーライナーと一緒で、くすみ色のトーンが抑えられた色なので、まつげだけが浮くということがありません。
また、今まであった他のパーツとの色の組み合わせが難しいというイメージも覆される、日常使いできるカラーマスカラです。
しかも、ブラシが塗りやすくて、マスカラを塗るのが苦手な人にはイチオシしたいアイテムです。
平たいブラシが塗りやすい
「BABYMEE」のブラシは平たくて大きめのブラシになっています。
最初は、大きいし本当に塗りやすいのかなと疑っていたのですが、塗ってみると思いの外塗りやすく、しかも一気に仕上げることができるんです。
よくある丸いブラシは、1本1本塗るという感じで、器用さが要求されたと思うのですが、「BABYMEE」の平たいブラシは、まつげをまとめてブラシに乗せるという感覚で平たいブラシがまつげをすくってくれるので、繊細な手首の動きがなくてもきれいに塗れるんです。
しかも、ブラシが大きいので、まつげ全体を一度ですくってくれて、時間のかかりがちなマスカラを塗る作業がひと塗りで終わります。
私はマスカラを塗るのが苦手で、よくまぶたにつけてしまうのですが、同じようにマスカラを塗るのが上手くいかない方に使ってみてほしいブラシです。
使い切れるミニサイズ
「BABYMEE」は、すべてのアイテムが一般的なものより小さくできているのですが、それがよくわかるのがマスカラだと思います。
サイズが小さくても値段は1,408円(税込)なので、割高に感じてしまいますが、個人的にはこのサイズ感は良いと思っています。
マスカラは、他のコスメと比べて劣化したのがわかりやすく、しかも劣化のスピードも早い気がしているので、同時に何本も使うというのに抵抗がありましたが、このサイズ感なら好きな色を何本も同時に楽しめるので、カラーマスカラにも手を伸ばしやすいんです。
カラーマスカラは、やっぱり色を楽しむものだと思うので、小さいサイズで、同時に何本も楽しめて、使い切りやすいサイズというのがうれしいです。
次からは、「ニュアンスカラーシャドウ」、「ニュアンスカラーライナー」、「ニュアンスカラーマスカラ」それぞれを使ってみて、実際に感じたことを書いていきたいと思います。
「アンバーグロウ」は目元に生命力が宿る色
「ニュアンスカラーシャドウ」は、「アンバーグロウ」という黄みの入ったブラウンカラーを購入しました。
むちむちした黄みニュアンスのツヤブラウン
参照:BABYMEE
上は、公式サイトの説明なのですが、「むちむちした」っていうのが気になりすぎて、最初に考えていた「コーラルピンク」やめて、この色を選びました。
実際つけてみると、ブラウンというよりは、ゴールドのようなベージュのようなイエローのような、そんな色のニュアンスを感じられる肌なじみのよい色です。
“むちむち”という表現なんですが、この色を塗ると目元がぷっくりして見えて、目元に元気がみなぎっているような、むちむちという表現がしっくりくるような目元になります。
それでいて、肌なじみのよい色なので、普段のメイクにも取り入れられる色なのが、優秀なところです。
イガリさんというと、若い年齢の人向けのイメージが強いですが、「アンバーグロウ」は、大人こそ使える色なんです。
「アンバーグロウ」は大人こそ1つは持っておきたい色
「アンバーグロウ」は、大人の涙袋メイクにぴったりです。
涙袋メイクというと、キラキラのライナーや白いアイシャドウが思い浮かびますが、大人が取り入れるとやりすぎ感が出てしまうこともあり、なかなか難しいと思うのですが、涙袋メイクをすると目元の印象がぐっと上がるので、ぜひ取り入れたいですよね。
そんな時に「アンバーグロウ」を下まぶたに塗ると、色の効果で涙袋がぷっくり見えます。
でも、肌なじみのよい色のシャドウを使っているので、やりすぎ感が出ず、大人の涙袋メイクにぴったりです。
「アンバーグロウ」は下まぶただけでなく、上下まぶたを囲んでも目元全体が元気に見えるので、おすすめです。
キラキラのライナーや白いシャドウを塗るのは難易度が高いと感じる人でも、この「アンバーグロウ」なら取り入れやすいと思うので、やりすぎ感のない涙袋メイクを取り入れたいという人は、一つは持っておきたいアイテムです。
そして、「アンバーグロウ」と相性が良いのが「ニュアンスカラーライナー」の「グラスグリーン」です。
「グラスグリーン」は黒の感覚で使えるカラー
緑と聞くと奇抜な印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、「グラスグリーン」は、抹茶色のような明るすぎず暗すぎない色で、使ってみると意外と使いやすい色です。
黒の延長線のような感覚で、目元をしっかり締める効果がありつつ、ヌケ感もあるおしゃれな色です。
つかってしまえば、意外と難しくない「グラスグリーン」ですが、とはいえ、やっぱりグリーンを塗るのは勇気がいると思うので、私なりにグリーンを使うコツを考えてみました。
「グラスグリーン」を上手に使うコツ
私なりに考えてみたコツは4つです。
ベースに塗る色も迷うと思うのですが、イチオシは「ニュアンスカラーシャドウ」の「アンバーグロウ」です。
肌なじみのよい色なので奇抜な印象にならないけれど、目元をぱっと明るく見せてくれるので、「グラスグリーン」の目元を引き締めてくれる感じとバランスが取れて、相性が良いです。
少し慣れてきたら、ぼかして緑の範囲を広げるとまた違った印象になりますが、その時も鏡を見ながら少しずつぼかしていくのが、失敗しにくいコツかなと思います。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、「グラスグリーン」を少し入れるだけで、ぐっとおしゃれな印象に仕上げられます。
より統一感のあるメイクがしたいという方は、「ニュアンスカラーマスカラ」の「モスブラウン」がおすすめです。
「モスブラウン」で目ヂカラとヌケ感の両方を手に入れよう
「ニュアンスカラーライナー」の「グラスグリーン」と合わせたいのが「ニュアンスカラーマスカラ」の「モスブラウン」です。
「グラスグリーン」よりもグレーっぽさのある緑ですが、同系色なので、メイクに統一感を出すことができます。
「モスブラウン」も「グラスグリーン」と同じく、ブラックマスカラのような目ヂカラアップも狙えつつ、ブラウンマスカラのようなヌケ感も手に入れられる色になっています。
ブラウンマスカラの弱点である、あるまつげの存在感が薄くなってしまい、目元の印象がぼやけてしまうという部分を克服してくれるので、ブラウンマスカラにしっくりきていなかった人におすすめです。
でも、緑色だから色が目立ってしまったり、日常使いするには少し派手では?と思われるかもしれませんが、意外とそうでもないんです。
黒いマスカラの要領で意外と毎日メイクになじむ
元の色が緑というよりはカーキ寄りなためか、実際にまつげに塗ってみると、あまり緑色のマスカラを塗っているという感じにはなりません。
光が当たると緑かなとわかるくらいの色の出方です。
黒いマスカラに近いような感覚で塗れるので、意外と普段のメイクに合わせても派手すぎたり、浮いたりしない色です。
それでいて、黒にはないヌケ感があり、少しミステリアスな印象の目元になるので、少し雰囲気を変えたい人に使ってみてほしいカラーマスカラです。
「モスブラウン」は、ブラックマスカラの良いところとブラウンマスカラの良いところを併せ持った今までにないマスカラなので、まだ試したことのない人は1度は試してみるべきアイテムだと思います。
カラーアイテムに挑戦してみたい人におすすめ
シンプルにブラックやブラウンといった色はなく、全てカラーアイテムという「BABYMEE」のラインナップですが、シアーな発色であったり、ベースにブラウンが入っていたりと、使いやすい工夫がされています。
ミニサイズであることと、1,500円以下の値段というのも挑戦しやすいですよね。
失敗しにくいことを考えると、無難な色を選びがちですが、たまにはカラーアイテムを使って普段と違った雰囲気を楽しみたいという方は、ぜひ試してみてください。
参考:BABYMEE