「ルンバ692」を20日ほど使ってみて感じた、掃除能力やアプリの使用感、スマートホームとの連携について

ルンバ692 便利グッズ
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今回は、Amazon限定モデルの「ルンバ692」をご紹介します。「ルンバ692」は、安価な600シリーズの中でも、30,000円以下と最も手に入れやすいルンバです。

少しでも毎日の家事の負担が軽くなればと思って購入しましたが、結果、家電でこんなに生活が変わったと実感したのは初めてで満足しています。今回は、実際に「ルンバ692」を20日ほど使ってみた感想をご紹介します。「ルンバ」を検討中の方はもちろん、「ルンバって高いんでしょ?」と思っている方や、「そもそもロボット掃除機ってちゃんときれいになるの?」と思っている方もぜひご覧ください。

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「ルンバ692」の特長について

「ルンバ692」はアマゾン限定モデルで、初めてロボット掃除機を購入する方におすすめとされるモデルです。上位モデルと比べて機能面などでできることが限られますが、シンプルなつくりの分、ロボット掃除機を試すにはちょうどよいモデルだと思いますし、何より20,000円台でロボット掃除機が購入できるという価格面でもおすすめです。

「3段階クリーニングシステム」

ルンバ692ブラシ

「ルンバ692」は1本のエッジクリーニングブラシと2本のデュアルアクションブラシの3本のブラシで、3段階のそうじをしてくれます。エッジクリーニングブラシが壁際や部屋の隅のゴミをかき出し、2本のデュアルアクションブラシが連携してフローリングやカーペットに入り込んだゴミをかき出しつつ、吸引するという役割をもっています。

専用アプリで「スマートフォン」や「スマートスピーカー」からも操作できる

「iRobot HOMEアプリ」をスマホにダウンロードすれば、「ルンバ692」をスマホから操作することはもちろん、スマホから清掃スケジュールを設定できたり、スマホの位置情報を検知して、自宅から出たら清掃を開始するといった設定もできるようになります。

iRobot HOME

また、「Googleアシスタント」や「Amazon Alexa」を搭載した機器があれば、「ルンバ692」と連携して声で操作することもできます。

「ルンバ692」のスペック

「ルンバ692」のサイズ
最大34cm
高さ9.2cm
重量3.6kg
稼働最大90分
「ルンバ692」の主な機能について
  • 自動充電
  • 自動帰還
  • 衝突防止
  • 落下防止
  • ごみセンサー
  • 絡まり防止機能

「ルンバ692」を自分で測ってみたら幅は約33cmですごく大きいとも思いませんが、存在感はあるサイズでした。高さは、床から測って約7.5cmで、キッチンの流しの下の凹んでいる部分(蹴込み)は入りましたが、床との空間が狭い棚の下は掃除してくれませんでした。

ルンバ幅
ルンバ高さ

「ルンバ」を購入するのであれば、家具の幅や高さにも気をつけたいところです。私も「ルンバ692」が入れないところが3ヶ所ほどあって、そこは全く掃除してもらえませんでした。また、テーブルとイスなどの入り組んでいる場所も「ルンバ692」には掃除しにくいので、事前にイスをテーブルの上に上げておくなどの対策が必要です。全部「ルンバ」にやってもらいたい、自分で絶対に掃除したくないという人は、床に物を置かないことと、家具の幅と高さが「ルンバ」が入れるものを選ぶことが必要です。

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「ルンバ692」のセット内容

ルンバ692のセット内容は、ルンバ本体と充電用ホームベース、電源コードの3つが同包されています。

ルンバ692

掃除用のブラシやゴミを溜めておくダストボックスなど必要なパーツは、最初から全て取り付けてあるので届いたらすぐに使うことができます。

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「ルンバ692」の使い方

「ルンバ692」は、必要なパーツはすべて取り付けてあるため難しい設定もなく、すぐ使うことができます。(※充電されていない場合もあるので、その場合は充電してから使用してください)ホームベースをコンセントにつないで、「ルンバ692」の裏にある絶縁シートを取ります。「ルンバ692」をホームベースの上に乗せて起動させたら、もう使い始めることができます。

ルンバ692
中央の絶縁シートを引き抜けば、すぐ使える

何か器具を取り付けたり、設定をする必要があると思っていたのでそういった面倒が一切なく届いてすぐに使うことができるところはよかったです。ただし、すぐに起動させても充電が十分ではないので、30分ほどで行き倒れてしまいましたが。

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「ルンバ692」を起動してみた

起動すると、音が鳴って掃除を始めてくれます。最初は、狭い範囲を往復していて、隅まで行き届かず丸く掃除している感じがしたので心配していましたが、徐々に学習するのか角まで攻めてゴミをかき集めてくれました。ただ、「ルンバ692」は上位モデルに搭載されている間取りを学習する機能などは付いていないため、ランダムルートでのそうじになります。

気になったところとしては、センサーが反応しないのか、たまに壁や物にドンとそれなりの勢いで突進していくことがあったので、大事なものなどは予めよけておいた方がよいと思います。

また、「ルンバ692」はアプリから進入禁止エリアを設定できないため、別売りの「デュアルバーチャルウォール」というアクセサリを購入するか、ドアを閉めたりして物理的にルンバが侵入できないようにするといった対策が必要です。

私は、「ルンバ692」に掃除してほしくないところは物理的に壁を作って対処しているのですが、閉め切った部屋にいた状態でルンバが稼働しているとインターフォンの音が聞こえなかったりするので、注意が必要かなと思います。

「ルンバ692」の音について

「ルンバ692」の音は、掃除機くらいの大きさだと思います。決して静かというわけではないので、「ルンバ」自体はいつでも動かすことはできるとはいえ、実際は時間を気にせずいつでもというわけにはいかないかなと思います。ですが、ものすごくうるさいわけでもないので、アパートやマンションに住んでいても問題なく使える範疇だと思います。

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「ルンバ692」を20日ほど使ってみて

「ルンバ692」は、ルンバシリーズの中でも最も安価なモデルなので、機能面で心配な方もいらっしゃるかと思います。私も本当にきれいに掃除してくれるのか心配でしたが、使ってみて大満足しています。ですが、使ってみてここは面倒だなと感じる部分もあるので、「ルンバ692」の掃除能力、手入れ、アプリの使用感やスマートホームとの連携について感想をまとめます。

「ルンバ692」の掃除能力について

ロボット掃除機がしっかり掃除してくれるのか気になる方も多いと思います。特に、「ルンバ692」はルンバシリーズの中でも下位のシリーズなので、買ったはいいけど自分でそうじした方がきれいだったらどうしようと思う方もいらっしゃるかと思います。

20日間ほど使ってみた私の感想としては、「むしろ自分でそうじするよりもきれいになる」です。

私は、LDK部分のみをルンバにお願いしていますが、「ルンバ692」は最低でも30分は何度も巡回してそうじしてくれます。自分でそうじした場合、同じところに30分もかけることはできないため、その時点ですでに「ルンバ692」に任せた方がきれいになることは明白です。

ルンバ692

ただ、「ルンバ692」は1〜2部屋のそうじに適しているモデルなので、部屋数が多かったり、広いお家で使う場合は、トラッキング機能や間取り学習機能のついた上位モデルの「ルンバ」を購入した方がよいと思います。実際に、私も部屋数を増やすとランダムルートでの掃除の効率の悪さが気になってきます。複数の部屋や広い範囲をそうじするのであれば、効率的にそうじできるモデルを選んだほうがきれいにそうじできると思います。

「ルンバ692」の手入れについて

「ルンバ692」は手入れしなければならない部品が8個あります。使ったら毎回手入れしなければならない部品は、「ダスト容器」のみですが、それぞれ頻度が違うのでややこしいです。

部品名お手入れ頻度
ダスト容器使用後毎回
フィルター
メインブラシ
フレキシブルブラシ
週に1度
前輪部2週間に1回
エッジクリーニングブラシ
段差センサー
充電用接続部
1ヶ月に1回

ダスト容器を毎回手入れしなければならないのが面倒と感じる方もいらっしゃると思いますが、毎回ゴミを捨てなければならないことに関してはそこまで負担には感じていません。ただ、「ルンバ692」はダスト容器を水洗いすることはできないので、使っていくうちにほこりが溜まってきても手軽に水で流してきれいにできないというため、しっかりきれいにしておきたい人にとっては気になるポイントかもしれません。

ダスト容器とフィルター
ダスト容器とフィルター

「フィルター」は、週に1度のそうじが推奨されていますが、1度使うと「フィルター」に1番ほこりがついているので、毎回手入れしています。と言っても、ダスト容器内にセットされていて簡単に取り外しできるので、これもそこまで苦ではありません。

私が面倒だと思ったのは、「メインブラシ」や「フレキシブルブラシ」、「前輪部」、「エッジクリーニングブラシ」といった部品です。

ルンバ692「メインブラシ」と「フレキシブルブラシ」

まず、取り外す面倒くささがあります。どれも本体の裏側についているので、一度裏返してそれぞれ取り外してそうじしなければなりません。「メインブラシ」と「フレキシブルブラシ」は、取り外すのは簡単なのですが、取り付けるのが少し難しいです。本体の取り付け部分とブラシの先端が四角くなっているのでそこを合わせてはめなければならないのですが、なかなか合わせにくいです。

ブラシ部分
奥の四角い穴にブラシを合わせるのが難しい!!

また、「メインブラシ」と「フレキシブルブラシ」が設置されている部分にけっこうほこりが溜まっていて、「ルンバ」稼働後にポロポロと落ちてくるのが気になりました。

ただ、私がデメリットと感じた部分は、正直、付属品が多くてその手入れが面倒という部分だけで、その他の部分については満足しています。

どうしても手入れが面倒という方は、「eシリーズ」などの上位モデルを購入するか、ブラシやフィルターは買い換えられるので、汚れたらすぐ交換する前提で「ルンバ692」を購入するのがよいのではないかと思います。

「ダスト容器」がセットされているか、充電されているかはチェックした方がよい

日頃使うにあたって気にかけた方がよい部分について書こうと思います。まず、使っていてよくあるのが「ダスト容器が検出できません」というエラーです。これが自分ではしっかりセットしたつもりでも、けっこうエラーが出てしまいます。エラーが起きると「ルンバ」が止まってしまい、そうじを始めてくれないので「ダスト容器」がしっかりセットされているか注意が必要です。

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また、1度だけあってストレスだったのが「ルンバ」が充電されていなくて、そうじが開始されなかったというエラーです。「ダスト容器」をそうじした後に、手で「ルンバ」をホームベースに戻したのですが、上手く位置があっていなかったようで充電されておらず、充電されるまでそうじできないということがありました。「ルンバ」がそうじしてくれるのが当たり前になっているので、「ルンバ」が動かないと地味にストレスを感じます。それから、我が家では「ルンバ」をホームベースに戻したいときは、「ルンバ」の「ホームボタン」を押して、自分で戻ってもらうようにしています。

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「iRobot HOMEアプリ」の使用感について

「ルンバ692」は、「iRobot HOMEアプリ」と連携してスマートフォンから操作することができます。「iRobot HOMEアプリ」の設定自体は、親切に画像と併せて説明してくれるのでその通りに操作していけば難しくはありませんでした。

ただ、「iRobot HOMEアプリ」には家を離れた時にルンバを動かすための設定があるのですが、その設定が最初上手くいきませんでした。これについては原因はよくわからなかったのですが、後でもう一度試したらスムーズに設定できたので、一度できなくても諦めずに何度かやってみた方がよいかもしれません。

「スケジュール」機能について

その他、「スケジュール」といって1週間の「ルンバ」を稼働させる時間が設定できる機能がありますが、曜日ごとに開始時間を設定しなければいけないのが面倒だと思いました。しかも、なぜか最初に用意されている曜日が木曜日ぐらいまでしかなく、金曜日、土曜日は自分で追加しなければならない仕様になっていて親切ではないと思いました。

ルンバ692スケジュール機能

また、「ルンバ692」のスケジュール機能は開始時間しか設定できず、終了時間の設定はできません。終了時間は、「ルンバ692」の判断によっていつも違います。今の所、最低でも30分はそうじしてくれるのでそうじ時間に関しては問題は感じていませんが、終了時間まで設定したい人にとっては不便かもしれません。きっちり時間管理したい場合は、「お気に入り」機能からタイムリミットを「なし・15分・30分・45分」と選べるのでそこで管理するしかないかなと思います。

ルンバ692お気に入り

「ルンバ692」は、アプリでできることも最低限という感じで、すごく使いにくいわけではないけれど、親切設計ではないという印象です。

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「スマートホーム」との連携について

「ルンバ692」は、「Googleアシスタント」や「Amazon Alexa」と連携して使うことができます。私は、「fire HD8」の「Amazon Alexa」と連携しています。

「fire HD8」を使う場合、「fire HD8」内の「Amazon Alexa」アプリから「iRobot HOME」をインストールして使うのですが、なぜかインストールすることができませんでした。偶然、「amazon」で「iRobot HOMEアプリ」と検索して、そこから設定すると「Amazon Alexa」と「ルンバ692」を連携することができました。

amazon
「amazon」から検索すると設定できます。

最初、連携が上手くいかなかったのでスマートフォンから操作していたのですが、やはり「スマートホーム」と連携できると、スマートフォンを開く手間が省けて声だけでルンバを操作できるので便利です。例えば、掃除の開始や終了だけでなく、「ルンバ」の居場所や状態を確認できたり、スケジュールの管理をすることができます。

ただ、「Amazon Alexa」の場合は「ルンバ」に指示する時に「アレクサ、ルンバを使って〜して」という呼びかけに対して、「Googleアシスタント」は、「OK,Google そうじして」とシンプルな呼びかけで「ルンバ」を操作できるので、もし「スマートホーム」と連携するなら「Googleアシスタント」が使いやすいと思います。

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「ルンバ692」で精神的にも体力的にもゆとりができた

Amazon限定モデルの「ルンバ692」を使い始めて20日ほど経ちましたが、家電でこんなに生活が変わったと実感したのは初めてで感動しました。「ルンバ692」を導入することで、気持ち的にも体力的にもゆとりができました。「ルンバ692」がそうじしている間に他の家事ができるという、同時に2つのことを進行できるのは、時間の節約に大きく影響していると思います。午前中から自分の時間を確保できる日も増えて、以前よりも1〜2時間は節約できていると思います。

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また、暑い日にダラダラと汗を流してそうじしなくて良いのは、大分体力的にゆとりがつくれると思います。その分、水拭きする余裕や細かい汚れをそうじする余裕もできて、以前よりもきれいな状態を保てるようになり、自分の時間も確保できて、「ルンバ」なしの生活には戻れません。

「ルンバ」を導入するにあたって、グレードを迷う方もいらっしゃるかと思いますが、1〜2人暮らしで部屋数も多くなければ「ルンバ692」で十分満足できると思います。

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「ルンバ692」でそうじから解放されよう

Amazon限定モデルの「ルンバ692」は、付属品の手入れがやや面倒ではありますが、掃除能力そのものは満足いくもので、私の中では生活に欠かせないものとなりました。一つの家事を丸ごと任せられる解放感が30,000円以下で手に入れられるのは、お得以外の何者でもないと思うので、まだの方はぜひ手に入れてください。

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