ずっと使っていたコーヒーポットが欠けてしまったので、「CHEMEX(ケメックス)」のものに変えました。
今回は、「ケメックス」のポットとドリッパーが合体した少し変わったコーヒーメーカーを紹介します。
「CHEMEX(ケメックス)」って?
「ケメックス」といえば、やっぱり目を引くのが、実験器具のような独特の形です。
この実験器具のような形は、ケメックスを生み出した人に関係があります。
ピーターシュラムボームという人が考え出したものらしいのですが、彼の職業は科学者。
日頃、実験室でフラスコをコーヒーメーカー代わりにして、コーヒーを飲んでいたことから思いついたアイデアなんだそうです。
この特徴的なフォルムのコーヒーメーカーは、MoMAやフィラデルフィア美術館などに展示されているアート作品でもあります。
見た目がおしゃれなのはもちろん、木枠の持ち手を持ってコーヒーをコップに注ぐという動作もなんかおしゃれに感じます。
ケメックスのコーヒーメーカーには、今回私が購入した木枠の持ち手がついている「ウッドハンドル」の他に、ガラスの取っ手がついた「ガラスハンドル」もあるのですが、そちらは花瓶みたいな、より洗練された雰囲気です。
「ケメックス」のコーヒーメーカーの種類
さきほどもちらっと書きましたが、「ケメックス」のコーヒーメーカーには、いくつかの種類とサイズがあります。
まず、見た目の違いで2種類。
- ウッドハンドル…木枠の持ち手がついている。
- ガラスハンドル…ガラスの取っ手がついている。
その中でもウッドハンドルにはさらに、マシンメイドとハンドブロウがあります。
【ウッドハンドル】
- マシンメイド…機械によってつくられたもの
- ハンドブロウ…職人の手によってつくられたもの
一見、そんなに違いはなさそうな2つですが、ハンドブロウの方が青緑がかった色をしていたり、ずっしりとした重みがあるといった違いがあるそうです。
あとは、ハンドブロウの方が、やはりお値段が高い(笑)。
アマゾンで見てみたところ、マシンメイドは6カップで6,050〜1万円いかないくらいですが、ハンドブロウになると17,679円といきなり跳ね上がります。
ハンドブロウの方がより雰囲気あるんだろうなと思いつつ、私はマシンメイドの6カップを購入しました。
そして、先程から6カップなどと書いていますが、これはコーヒーメーカーのサイズ。
6カップだとコーヒーカップ6杯取りという感じになっています。
一番小さいサイズで3カップ、一番大きいサイズで13カップがあるみたいですが、よく売られているものは3カップと6カップが多いみたいです。
「ケメックス」のコーヒーメーカーを購入する際の注意点
初めて、「ケメックス」のコーヒーメーカーを買うという方は、一つだけ注意点があります。
それは、純正のコーヒーフィルターを買った方が良いということ。
特徴的な形のため、普通のフィルターだと上手く使えないみたいです。
なので、本体だけ買ってもすぐに使えないという自体に陥ってしまうので、要注意!
純正フィルターは高価なため、調べると代替案もたくさんありますが、初めて買うという方は、とりあえず純正フィルターを買っておくのが安全だと思います。
私も、本体と一緒に純正フィルター6カップ(漂白タイプ)も購入しました。
漂白タイプなので白く、分厚くてしっかりしたフィルターです。
いろいろな形のフィルターがあるみたいですが、私が購入したのは四角タイプ。
一箱100枚入りでアマゾンだと1,500円ほど、無漂白タイプだと1,800円ほどです。
一日に1杯と考えれば、100枚入りなので3ヶ月ほどもちますが、一日に何回も淹れる人にとっては結構コストが嵩みます。
ただ、この純正フィルターで淹れたコーヒーと、他のもので淹れたコーヒーとでは味が違うという方もいるみたいなので、一度試してみる価値はありそう。
「ケメックス」のコーヒーメーカー6カップを購入してみた!
実際に、私が購入した「ケメックス」のコーヒーメーカー6カップを開けてみたいと思います。
箱はこんな感じ。結構大きいです。
中から、「ケメックス」のコーヒーメーカーを取り出してみました。
緑色の紙に包まれています。
横から見てみるとこんな感じ。高さは、約21.5cm。
正面はこんな感じ。
木の持ち手は、革紐を緩めると外せるみたいです。
少しわかりづらいのですが、ガラス部分についている丸い突起は、コーヒーの適正量の目安を表しています。
6カップの場合、ここまでで4杯分くらいだそうです。
上から見るとこんな感じ。
上部の直径は約13.5cm、底部は約14.5cmです。
ちなみに、使い方ですが、外箱の側面に簡単なイラストで書かれているのと、箱の中に英語の説明書が入っています。
スペックをまとめておきます▼
ケメックス コーヒーメーカー 6カップ | |
---|---|
材質 | 耐熱ガラス、天然木、革 |
サイズ | 上部直径 約13.5cm
底部直径 約14.5cm 高さ 約21.5cm |
備考 | 耐熱温度 120℃
電子レンジ、直火、オーブン使用不可 食器洗浄機の使用不可 |
「ケメックス」のコーヒーメーカーを実際に使ってみた!
早速、使ってみました。
四角タイプの純正フィルターのセットの仕方ですが、4つ折りの状態のフィルターを3枚目と1枚目の部分で分けます。
コーヒーメーカーにセットする時は、3枚重なっている方が注ぎ口側にくるようにセットします。
後は、粉を入れて、いつも通りコーヒーを淹れるだけです。
コーヒーが下に落ちるとこんな感じ。
上にも、純正フィルターを使うのと使わないのではコーヒーの感じが違うと感じる人もいると書きましたが、確かにいつもより雑味が少なく、シャキッとした感じがしました。
使ってみた感想は、次の5つです。
- 見た目がおしゃれで、気分があがる。
- 純正フィルターは普通のペーパーフィルターと違って折る手間がなくて、ラク。
- コップに注ぐ時、どれくらい傾けたら中身が出てくるかわからなくて、慣れるまで少し怖い。
- ドリッパーとポットが一体化しているので、洗い物が少なくすむ。
- 特殊な形なので、奥まできれいに洗いにくい。
ドリッパーとポットが一体化した形は、洗い物が少なくすむというメリットがある反面、特殊な形なので奥まできれいに洗いにくいというデメリットもあります。
高いですが専用のブラシもあるので、きれいに洗いたいという人は購入してみてもいいかもしれません。
ちなみに私は今のところ、使ったらすぐ水ですすぐという感じで、ブラシは検討中。
「ケメックス」のコーヒーメーカーでおしゃれなコーヒータイムを!
今回は、「ケメックス」のコーヒーメーカーを紹介しました。
特殊な形なので、フィルターの問題や洗いにくさという問題はありますが、MoMAにも展示されているアート作品を身近に置いておけるのは、ちょっと特別な感じがします。
少し凝ったデザインのものが好きな人におすすめです!
〈参考元〉free design / DEALER SHIP / CAFIT / 北欧、暮らしの道具店